氷見野良三の経歴、学歴、評判は？妻は誰？退任の理由とは？

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2023/02/11

次期日銀の副総裁に氷見野良三（ひみのりょうぞう）さんが起用されることになったみたいです。

日銀の金融政策によって日本経済が大きく変わりそうですし、注目ですね。

今回は、氷見野良三さんがどういう人物なのか、いろいろ調べてみました。

氷見野良三の経歴、学歴？

氷見野良三さんは、富山県富山市出身で1960年4月25日生まれの62歳です。次期日銀総裁の植田和男さんは71歳なんで9歳下ということですね。

個人的に「氷見野（ひみの）」という名字を始めてみて珍しいなと思って検索してみたら、全国に10人くらいというかなり珍しい名字となっているそうです。

氷見野良三さんの出身高校は、富山県立富山高等学校です。現在のこの高校の偏差値は68-69ということで、富山県でトップクラスの進学校となっています。

高校時代の全国模試では常に三本指に入るくらいに優秀だったということで、同年代でもトップクラスに優秀だったということみたいですね。

大学は東京大学法学部を卒業しています。大学時代もかなり優秀だったということで、指導教官から研究者への道を誘われたこともあるそうです。

しかし、大学を卒業後は、官僚への道を選び、1983年に大蔵省に入省しています。東大法学部から大蔵省というのは超エリートコースって言われていますね。

相当、勉強もできて優秀な人材なのでしょうね。ちなみに、大蔵省の同期には財務事務次官になった岡本薫明さん、太田充さんなどがいるそうです。

1987年6月にはハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得しています。

役職の経歴は次のようになっています。

大蔵省採用
大蔵省大臣官房調査企画課課長補佐
大蔵省銀行局銀行課課長補佐
大蔵省主税局国際租税課課長補佐
大蔵省主税局税制第二課課長補佐
（併）大蔵省主税局税制第二課企画調整室長
外務省在ジュネーヴ国際機関日本政府代表部一等書記官
金融監督庁長官官房企画課国際室長
金融庁総務企画部国際課企画官
金融庁総務企画局国際課企画官
金融庁総務企画局付
（併）金融庁総務企画局国際課国際企画室長
派遣職員（国際決済銀行銀行監督委員会事務局長）
金融庁監督局証券課長
金融庁監督局銀行第一課長（主要行･外国銀行等の監督）
金融庁監督局総務課長
金融庁総務企画局参事官（国際担当）
金融庁総務企画局参事官（競争力強化”国際担当）
金融庁総務企画局審議官（開示担当）
金融庁総務企画局審議官（監督局・国際。官房担当）
金融庁総務企画局審議官（官房・国際担当）
金融庁金融国際審議官
金融庁長官
東京ファイナンシャル・リサーチ編集委員
東京大学公共政策大学院客員教授
富士通フューチャースタディーズ・センター顧問
岩田合同法律事務所特別顧問

大蔵省のあとに、金融庁の総務企画局で出世していき、最終的には金融庁長官にまで上り詰めたということですね。

語学も堪能で、東西の古典や美術などにも精通していて、著書もいろいろあるようです。めちゃくちゃ優秀であることは間違いないですね。

氷見野良三の金融庁長官の退任理由とは？

氷見野良三さんは金融庁長官になりましたが、1年ほどで退任しています。2年とか3年とかやる人が多い中で、早い退任だったので、当時、なんでやめたんだと話題になっていたようです。

これについては、当時の菅首相と折り合いが悪かったのではないかと言われているそうです。

菅義偉首相は地銀の再生をやりたがっていたそうですが、氷見野良三さんはそれについて後ろ向きであり、圧力があったのではないかという見方のようです。

氷見野良三さんはそこまでポストに執着するようなところがなかったので、潔く辞めたのではという噂のようです。

氷見野良三の評判は？

氷見野良三さんは温厚な学者肌の方で、周囲の評判も非常にいいようです。

スイスにあるバーゼル銀行監督委員会の事務局長を務めた経験や金融安定理事会という主要国の金融当局で作る会議の常設委員会議長に就任するなど国際的な経験も豊かで非常に実績がある人物のようです。

学者、研究者としてもかなり有能なようですし、日銀副総裁として、重要な仕事をしっかりと果たしてくれるのではないでしょうかね。

日銀副総裁となる氷見野良三・元金融庁副長官は彫刻家マイヨールの、国内では極めて珍しい研究者でもあります。

数年前に著書を読んだとき、作品や作家への愛着より、細部を?き集め整合性の取れた論を築き上げる作業自体への情熱というか、その由来不明のエネルギーの奔流に霞文らしさを感じました

— 金融審ウォッチャー (@FMPReport) February 10, 2023